娘の涙
朝5時に物音で目が覚め、1か月滞在していた弟は田舎に帰る支度をしていた。
娘のくうちゃんを起こすか迷ったが、
お別れを言いたいだろうと思い「くうちゃん」と名前を呼んだ。
案外あっさりと「またね~」と手を振る。
玄関のドアが閉まったあと、声を押し殺しながら大粒の涙をこぼしていた。
ずっと一緒にいたから寂しいよね。
我慢しないで泣いていいんだよと声をかけたが、
「違う、どうして涙がでるのか自分でも分からない、、、」とくうちゃん。
ポロポロとあふれ出る涙、
赤くなった目を見てわたしもうるっときてしまった。
少し落ち着いてから話を聞くと、
昨日まで「転校70%楽しみ」と言っていたが、
寂しい不安な気持ちになったと一言。
弟の帰宅と転校が重なったのだろう。
今我が家では今年6月にあった小学校でのトラブルで
転校、引っ越しを考えている。
決まってから伝えるか迷ったが、
くうちゃんの心の準備も必要だと思い、先に伝える決断をした。
最初はお友達と離れるのは嫌だと断固拒否。
当たり前の反応だ。
私の思いを伝え、引っ越し先の情報を伝え、
今はオンラインで今の友達と繋がれる時代だという事、沢山話をしてきた。
娘の気持ちを大切にしたい、正解がなにか分からないけど
このまま今の小学校に通わせる事は不安でしかない。
けど、今朝の涙を見てそれでいいのだろうか
転校以外の選択肢はないのだろうかと、少し心が揺れた。
そんな事を考えながらベランダに出て
空を見上げていたら、この気持ちを文字にしたくなった。
それが私のブログを始めたきっかけ。
今日も家族の幸せを願っています。